毎年毎年、大晦日が近づき、もうすぐ年末年始の休みだという時に、ほぼ確実に風邪を引いていました。
ひどいと大晦日から3が日は風邪による発熱、そして意識がなくなるような頭痛に見舞われ、松が取れたあとも頭はフラフラして風邪を完全に抜くのに、10日くらいかかることも珍しくありませんでした。
年のせいとかではなく、若い頃から決まってこうなるのですが、あるとき暖房が原因じゃないかと思うようになりました。
私は生まれも育ちも東京で、部屋で何らかの暖房器具を使い出すのは通常11月からでした。毎年11月まではなんともないし、また2月のかなり冷え込む時期も風邪は引きませんでしたから、暖房を入れない時期から入れる時期に移行する際、暖房のある部屋から戸外に出るに際して体が付いて行かなくて風邪を引くんじゃないかと推測してみたのです。
それでとった対策は、暖房を入れないことでした。するとどうでしょうか。大晦日も三が日も風邪を引かずに過ごせたのです。こんなことは20年来ないことでしたから、推測は正しかったのだと思いました。
とはいっても、その年は寒かったです。そして1年で一番寒い大寒の頃ついに、風邪らしい症状が出ました。朝起きると寒気がして、顔は赤褐色で、頭も重かったので、完全にやられたと思いました。
ところが、熱いお茶を飲んで1時間もすると、風邪の症状がスーッと引いて、ケロッと直ってしまったのです。間違いない、暖房を入れない生活が風邪を予防するんだと確信しました。
それから数年、暖房は一切入れていません。風邪も引いていません。今では暖房を効かせた店は本能的に体が避けるまでになっています。
使い捨てカイロの類も一切持ちません。普通の服装です。
40代男性/自由業/Wさん
免疫力のコントロールは人それぞれの部分もあります。
昔は乾布摩擦といって、冬場でも裸になり、体をタオルでこすっていました。強い体を作るためには、効果的な方法なのかもしれません。
クーラー嫌いもそうですが、極端にならず、必要な時にはエアコンのお世話になることも良いと思います。