糖尿病の基礎知識

スポンサードリンク

糖尿病の診断基準

糖尿病かどうかの判定の仕方です。この基準は世界統一基準となっています。

空腹時血糖値が126r/dl以上    食後の血糖値が200r/dl以上

※空腹時血糖値とは前日の晩ごはんから10時間以上何も口にせず翌朝に測定した値のこと。食後の血糖値は食後2時間以内が良い。

上記のような数値になれば確実に糖尿病だということができます。たまたま測定した日が悪かったとか前日に甘いものを食べ過ぎたなどは関係ありません。上記の数値を1でも上回った場合は糖尿病なのです。

血糖値が正常といわれるのは空腹時血糖値が110r/dl未満の人です。空腹時血糖値が110r/dl以上126r/dl未満の人は境界型かもうすでに糖尿病なっている疑いがあります。それを確定させるためにはブドウ糖負荷試験という精密検査が必要になります。

このページのトップへ▲

スポンサードリンク

血糖値のメカニズム

糖尿病とは簡単に言えば血糖値が上がる病気だが、なぜ血糖値は上がるのでしょうか。糖尿病という病気を知るためにはまずその知識が必要になります。

血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度を表した数値のことです。ブドウ糖はごはんやパンなどの炭水化物に含まれています。それらを食べると体内の消化酵素の働きにより炭水化物がブドウ糖に分解され、腸から吸収されます。そしてブドウ糖は肝臓に送られその後心臓を通って全身の血管へ供給されます。こうしたしくみから炭水化物を含む食べ物を食べれば食べるほどそれだけブドウ糖が血液中に増えて血糖値が上がるわけです。

しかし、それだけでは誰もが糖尿病になってしまいます。ですので血糖値を下げるしくみがちゃんとあります。その役目を担っているのがすい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。血糖値を下げることができるのは唯一インスリンだけなのです。

それではどうやってインスリンが血糖値を下げるのか?血糖値が下がることは体内からブドウ糖が消えるわけではありません。ブドウ糖が血液中に溢れかえらないように、主に脳細胞や筋肉細胞、肝細胞の中に取り込まれるのです。つまり、血液中にあったブドウ糖が細胞の中に移行するわけです。ブドウ糖が細胞の中に移行するためにはインスリンが必要になり、血糖値が上昇するとそれを感知してすい臓からインスリンが分泌されます。こうして血糖値は下がります。また、下げるだけでなく血糖値のバランスも平衡に保っているのです。

こうして細胞に移行されたブドウ糖はグリコーゲンという物質に変えられて貯蔵されます。血糖値が下がるとグリコーゲンからまたブドウ糖に戻され、血液中に放出され血糖値を上げます。こうして血糖値のバランスを保っているのです。

このページのトップへ▲

糖尿病とは?

糖尿病とは血糖値を下げるために必要なインスリンがすい臓から出ない、少ない、または働きが不十分なことにより、血糖値を下げることができなくなった病気です。具体的には上記のように診断基準である空腹時血糖値が126r/dl以上、食後の血糖値が200r/dl以上になった場合に糖尿病と診断されます。すい臓の機能が低下することによってインスリンの機能も低下するのです。

それではなぜすい臓の機能が低下してしまうのか。それは糖尿病の原因の項目で説明します。

このページのトップへ▲

糖尿病が恐ろしいわけ

糖尿病になって一番恐ろしいのは糖尿病による合併症です。糖尿病になり治療もせずにそのまま放置しておくと、間違いなく合併症は起こります。糖尿病自体にあまり自覚症状がないため自分は大丈夫だと思い、治療を怠ってしまいがちになるのもこの病気の恐ろしいところです。治療をしなければ合併症により重度の神経障害や失明したり腎不全になることは避けられません。がんにかかる確率も断然高くなってしまいます。

糖尿病は不治の病です。

しかし、糖尿病合併症は適切な時期、適切な治療を受ければ治すことができるのです。そのことを真正面から受け止め、治療を行えば糖尿病は克服できる病気なのです。

このページのトップへ▲

お勧めサイト

Copyright (C) 2007 糖尿病のイロハ. All Rights Reserved.